韓国映画「FLU運命の36時間」感染症パニック/コロナ比較/感想

アイキャッチ画像：https://mirtomo.com/vod/flu/

この記事の内容

感染症映画で検索ヒットしたので鑑賞した個人的な感想です。目次で読みたいところに飛んでください。

FLU運命の36時間概要
FLU運命の36時間　キャスト紹介
FLU運命の36時間　あらすじ・ストーリー(ネタバレあり)
FLU運命の36時間　予告動画
FLU運命の36時間　私の感想レビューまとめ
コロナとの比較
映画が教えてくれた感染しないため学び
感染症に対する政府の対応について
FLU運命の36時間　ロケ地はどこ
FLU運命の36時間　無料/有料　動画視聴情報
まとめ

FLU運命の36時間概要

公開：2013年
原題:ＴＨＥ　ＦＵＬ
監督：キム・ソンス
原案：チョン・ジェホ
脚本：イ・ユンジョン、キム・ソンス
撮影：イ・モゲ
編集：ナム・ナヨン
美術：パク・イルヒョン
VFX監修：リュ・ジェファン
特殊効果：Demolition Special Effects
音楽：キム・テスン
時間：121分　観覧基準：15歳以上
出演：チャン・ヒョク、スエ、パク・ミナ、ユ・ヘジン、マ・ドンソク、イ・ヒジュン、イ・サンヨブ、チャ・インピョ

FLU運命の36時間　キャスト紹介

カン・シグ役

チャン・ヒョク

救急隊員プンダン（盆唐）消防署
イネ医師を救助しひとめぼれ、娘とも関わり二人を守っていく。

キム・イネ役

スエ

医師プンダン（盆唐）総合病院感染内科

キム・ミル役

パク・ミナ

イネの娘　幼稚園生　物語のキーポイントとなる

ぺ・ギョンオプ役

ユ・ヘジン

救急隊員プンダン（盆唐）消防署　シグの先輩同僚

チュ・ビョンギ役

イ・ヒジュン

密入国者運搬業兄

モンサイ役

　Andrada Lester Avan

密入国者　ウイルス媒介

FLU運命の36時間　あらすじ・ストーリー(ネタバレあり)

あらすじを読む

郊外の街・盆唐に密入国者たちを運んだ男が、謎のウイルスに感染して死亡。それから24時間も経過しないうちに市内の病院で似た症状の患者が続出し、次々と命を落としていく。爆発的な勢いで拡散するウイルスを止めるすべのない韓国政府は、国家災難事態を発令して盆唐の完全封鎖を敢行。救急隊員ジグ（チャン・ヒョク）は女医イネ（スエ）と出会い、医療活動に当たる彼女に代わって娘ミル（パク・ミナ）を守ることに。だが、世界的感染を恐れたアメリカ軍が盆唐を丸ごと消滅させる攻撃計画を進めていた。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/347334/story/

ストーリーを読む

2013年5月、ソウル近郊にあるプンダン地区に、船で密航した密入国者たちを乗せたトラックが侵入する。その頃、レスキュー隊員のカン・シグ（チャン・ヒョク）は、事故で車ごと宙吊りになった医師のキム・イネ（スエ）を救出。彼女に一目惚れするが、気の強いイネに相手にされず、逆に車ごと地下に落ちたカバンを拾って欲しいと彼女から頼まれてしまう。
ビョンギ（イ・ヒジュン）と弟のビョンウ（イ・サンヨプ）は、密入国者たちを移動させるため、トラックに積まれたコンテナを開けた。ところが、中で病気に感染したらしく全員が死亡。一人だけ生き残った男を見つけて助けるが、サービスエリアで彼は逃走してしまう。さらにビョンウが咳き込みだし、薬局に寄るが、薬局の人々も次々とウイルスに感染。バスでも咳き込む人々が増え、謎の病気はあっという間に街中に広がっていく。それは、コンテナの中で突然変異した鳥インフルエンザだった。
任務外にもかかわらず、イネのカバンを事故現場から取り戻したシグは、イネの娘ミル（パク・ミナ）と知り合う。イネの留守中、子猫にエサをやるため外に出たミルは、逃走中の密入国者モンサイと親しくなり、彼を助けようとシグを呼び出すが、モンサイは再び逃走する。その頃、ビョンウが病院で死亡。同じ症状の患者が病院に殺到し、パンデミックが始まろうとしていた…。
http://www.asiancrossing.jp/movie/2013/1210/m4.html

FLU運命の36時間　予告動画

映画『FLU 運命の36時間』予告編

FLU運命の36時間　私の感想レビューまとめ

ポイントレビュー

・ありえない設定多々あるがウイルス恐怖パニック映画のジャンル的にはあり！
文明がどんどん進化していく中で致死率１００％のウイルスの場合人間社会がどのような対応していくのか、その点を隔離者の視点と隔離地区以外の未感染者の視点から描かれるのがおもしろい。・監禁生活・発症者ゾーンに行ったら帰れない「ナチスのガス室」を連想させる・死体ごろごろ・生きているのに✖✖・ゴミ焼却のように扱われる‥胸糞悪いシーンがあるので15歳以下が見るべきではない作品。

・恐怖を植えつける上ではぴったりな映画
咳・くしゃみ・接触感染としてねずみ・学校・バス・スーパーなどあらゆる所で感染者発生し次々と人が倒れていきます。町から出ていく人、食料を確保しに行く人など…町はパニック状態に。

・無能な指導者
この大統領は英断を下してまともな指導者でしたが、その周囲の要人は自分の保身のことばかり、地区ごと隔離する情報も家族に漏らし避難させる。アメリカも自国の利益ばかり生きている人間に対しての仕打ちかよ状態(# ﾟДﾟ)コロナ対応も各国の指導者の評価が今後楽しみです。

・結局はワクチン開発、治療薬開発で終結
コンテイションでもでしたが、やっぱり人間がウイルスに勝つ方法は治療薬・ワクチンなんだと。発症してもモンサイのようになぜか死ななかった人間がいるのでそこから解明ですね。

感想
・韓国旅行行ったことある人は知っていると思いますが、公共施設に「N95」なのか特殊マスクが数個置いてあります。映画にも特殊マスク色んな種類が出てくるのでそれを見るのも面白いです。

・モンサイの演技がよかった、本当にいそうな感じ。子役ちゃんもとにかくかわいい「アラン使道伝」にも出演していました。主役の救急隊男性もどこか見覚えがあると思ってしらべてみると出演作に「ありがとうございます」「運命のように君を愛してる」「ボイス」見たことある作品主演さんでした。

・ありえない設定とポイントに書きましたが、本当に致死率100％だったらFULのような対応になる可能性もなくはない。【感染者人権＜＜＜非感染者】の構造で権力を持つことになりそうです。【人災】(人間のエゴ）で亡くなるかたも出てくる。

・キム医師が自分の娘にしたことが結果的に効果あったからよかったけども倫理的にＮＧ。でも自分の子どものためなら親はなんでもする。カンシグ隊員が好きな女性の子どもを守るための行動はできないわ…ていうか感染者と濃厚接触しているのに主役２人とも感染しなかったのが奇跡だよ。

・悪役が胸糞悪い：エンターテインメントなのでどうしても悪役必要ですが、密入国者運搬業の兄と元軍人は「なんでそんなことするの？」という極悪な人間でした。

コロナとの比較

・同じ呼吸器疾患：主に肺
・同じ感染経路：飛沫感染　(接触感染・空気感染も含まれる？)
・治療薬・ワクチンがない
・都市封鎖される
・軍隊が管理
・致死率の違い：コロナウイルスの致死率は低い＜ＦＵＬ(鳥インフルエンザＨ5Ｎ１型モデル)は致死率100％

映画が教えてくれた感染しないため学び

・「感染防止に徹する」一般人はこれしかできない。
・Ｎ９５マスク装着、手洗い、消毒
・発生したとわかったら不用意に外出にない「数日間の食料は備蓄する」

日本人は必ずと言っていいほど「サージカルマスク」「布マスク」ですが、韓国、中国は当たり前に「Ｎ９５マスク」している人も多いです。日本でＮ９５マスクしている人は滅多にいないし私が拝見したのは留学生の方でした。特に感染症発生したとわかったらウイルスの大きさによりますが用心するにはＮ９５マスクの方がいい。値段は高くて、息しにくいと感じますが未知のウイルスから自分の身を守るためには装着するでしょう⁉

感染症に対する政府の対応について

・【バイオテロ】が危惧されてきたのに各国が全く対応できてないことに驚き。本当にこれが起きていたらどうしてたんでしょうか？オリンピックもするのに…次の戦は【感染症戦争】となる可能性が高いですね。

・ＦＵＬ(鳥インフルエンザＨ5Ｎ１型モデル)が起きたらの対応ができていない。感染症法第１類に鳥インフルエンザＨ5Ｎ１型と記載あるのにも関わらず、圧倒的に致死率低いコロナウイルスでさえ日本政府は対応できなかったのが明るみになったので、今後どうするのかみもの。